続・職場に“究極のKYくん”が来たら… 採用側の教訓

人材不足のいま、どこの会社も「とにかく人を採用したい」と思いがちです。
ある会社でも、中途採用で45歳の男性を採りました。面接ではとても感じがよく、「この人なら!」と期待したそうです。

ところが、出勤初日の一言がこれ。

「ぼく、仕事嫌いなんです。家で寝てたい」

😳 え?…ですよね。

さらに一か月後には「暑くて死にそう!」と社内で叫び、空気は一瞬でピリピリ…。
働く意欲を感じさせない発言が続き、1か月たらずで戦力外通告を出すはめになりました。


昔と今の違い

昔は採用前に「前職を辞めた理由」を詳しく聞いたり、前職に電話してその人の働きぶりを確認したりできました。
でも今はそうしたことはできません。
面接の“見せ方”がうまければ、実際に入社してみないとわからない…。そんなケースが増えているのです。

しかも今回は三か月の試用期間中。企業としては「問題ない」と思っていたのに、本人からは「不当解雇だ」と言われる事態に。
さらに「周りの社員から暴言を吐かれた」と労働基準監督署に訴えると言い出す始末…。
「いやいや、どっちが暴言なんだろう?」と首をかしげたくなる状況です。

結局、会社にとっても本人にとっても、時間、労力、金銭的にも無駄となってしまいました。


採用側にとっての教訓

だからこそ大切なのは、採用の面接段階での見極め力です。
EQ(感情知性)を学ぶことで、応募者の言葉の裏にある価値観や感情を引き出せる質問ができるようになります。


面接で使えるEQ質問 Best 5

  1. 最近の職場で一番やりがいを感じたのはどんなときですか?
     → 喜びやモチベーションの源泉を知ることができます。
  2. 苦手な同僚や上司とどうやってうまくやってきましたか?
     → 人間関係のストレスにどう対処してきたかが見えます。
  3. 前職で思うようにいかなかった経験はありますか?どう乗り越えましたか?
     → 困難への向き合い方、感情コントロール力を確認できます。
  4. 新しい環境で働くとき、不安を感じたらどうしますか?
     → 自分の感情を理解し、行動にどうつなげるかが見えます。
  5. これからの職場で、周りにどんな影響を与えたいと思いますか?
     → その人の価値観や未来志向、チームへの関わり方がわかります。

まとめ

“究極のKYくん”は、どの職場にも潜んでいるもの。
放置すれば、採用は「大きな機会ロス」に終わってしまいます。

採用は合否を出すだけの場ではなく、未来をともにつくれる人を見極める場。
だからこそ、EQリーダーシップを学び、面接の質問力を磨くことが、採用の成功につながるのです。

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